僕は彼女の名前をまだ知らない

「ほんとに...いいのかな?」

「へっ?」

彼女は、さっきの暗い表情からうってかわって、間抜けな顔で、僕の方を見た。

だけど、気にせず僕は続けた。


「僕たち、秘密を隠した関係。
うわべだけの関係。
表面上の関係。
......ほんとにそれでいいの?」