僕は彼女の名前をまだ知らない

しばらくは、二人とも無言で餅を食べ続けた。



その沈黙を破ったのは、彼女だった。

「私に、隠してることあるよね?」

「......」
僕は何も言えなかった。
図星だったから...


「その沈黙は、図星ってことでしょ。」
彼女は僕の心を見透かしていた。


「ごめ...」

「いいよ。お互い様だから。」

「えっ?」