ベッドの上でため息をつく。


今日は、彼女の地雷を踏んだのか、帰られちゃったし、もう二度と彼女に会えない可能性もある。

それに、まだ三回しか会ってない。


......?
まだ三回しか会ってない......



僕は、まだ三回しか会ったことのない人を、好きになったのか...





きっと、今までの僕なら、そんなことなかった。
そもそも、人を好きになれたかどうかすらもわからない。


―――――――この世も悪くないかも
なんか悪魔のようなセリフを思いついて、一人で微笑した。 

日付が変わりかけているのを見て、僕は目を瞑った。