「ねぇ、今日は何食べたい?
今日は早く帰ってこれたから、お母さん、何でも作っちゃうよー!」

お母さんは優しい。
だけど、心のなかではきっと、“可哀想”な僕に同情しているだけなんだ。

「ごめん。今日は夕飯いらない。
あと、冷蔵庫の中に、モンブラン2つあるから食べていいよ。」

「そう。」 


悲しそうな顔をして、微笑むお母さんを見て、心は痛んだけど...
今日はもう食べられない。

お昼に食べ過ぎたし、食欲ないし...