執事は幼なじみ

コソッと覗くと、式場はパニック状態だった。

「早乙女さん!どういうことですか!」

「ですから、先程から申し上げてます!春歌との婚約は、破棄にします!」

「なんですと!?会社を大きくしたくはないんですか!」

「あの会社のために!春歌の人生を犠牲にはしたくないんです!」

「親父、もういいよ。確かに僕は、春歌さんが好きです。ですが、春歌さんが幸せな方を選択してもらいたい」

「海斗!」

「それに親父の考えは丸見えだ。ただ単に、高科財閥を大きくしたかっただけだろ」

「……っ、海斗お前っ」

どうしよ……

このままだと……

「藍ちゃんどうしよっ……」