執事は幼なじみ

ある場所に着くと、藍ちゃんはゆっくりと私を降ろした。

その場所は、昔よく遊んでいた海辺だった。

「ここ……」

「ええ、わたくしとお嬢様でよく遊んでいた、思い出の場所です」

「覚えててくれたんだ?」

「当たり前ですよ」

嬉しいな……

「は~……」

「藍ちゃん?」

「後程、お詫びに伺わないと……」

藍ちゃんやっぱり真面目のままだった。

「この結婚はね、ママ達はビミョーに反対だったの」

「えっ?」