執事は幼なじみ

「先に行ってますよ」

「へいへい……」

「あっ……」

私は追いかけそうになったけど、堪えた。

藍ちゃん……

元気そうでよかった……

これで悔いはない……

「海斗さん、さっきはすみませんでした。ドレス、選びに行きましょ?」

「……はい」

これでいいんだ。

藍ちゃんのためにも、私のためにも。