執事は幼なじみ

「お嬢様、中に入りましょう。わたくし達が行かなければ、この騒ぎは収まりません」

「……うん……」

藍ちゃんは不安に思ってたのが分かったのか、私の手を握った。

「大丈夫ですよ」

「……うんっ」

式場に入ると、ママが私達に気づいた。

「春歌、藍くん!」

その声によって、式場にいた全員が私達の方を向いた。

「お嬢様!」

「春歌さん……」

藍ちゃんは私を庇うように、1歩前に出た。

「藍ちゃん……」

人が多いところは苦手なんだ……

怖い……