君に夢中で



「君、大丈夫??変なことされてない??」



「あ、はい。大丈夫です。」




「そっか、よかった。ところで君、どっかでみたことあるような…」



彼がそう言って私の方をガン見してきた。



よし、今がチャンスだ!




「あのっ、入学式、桜の木の下で会いましたよね…?」


勇気振り絞って言った私の言葉に彼は




「あーっ!あの、変な面白い子!」



「変な面白い子って…、それ褒めてます?けなしてます?」



そう言いながら、帆を膨らまして言う私。



「ごめんごめん、一応ほめてたんだけど」



彼はまだ笑っている




これ絶対けなしてたよね…




「ところで、今日は誰に会いにきたの?」



あ、忘れてた。



「いや、その…、すれ違ったみたいで!今日は帰ろうかなと…」