制服を着て、空を見上げて歩いた。



彼は疑問をそのまま顔に表して首を横に傾けた。

「…泊めて」

それが無理なのは分かってたし、高校生の男女が一つ屋根の下で一泊という違和感にも気づいていた。

だけど1人じゃ無理だった。

「は?なにいって…」

「独り言」

私は力なく暗くなった空に笑った。

「…嫌とは言ってないけど」

「え?」

「俺も毎日1人だし」

そう言って私と同じ表情する目の前の人物に私は少し笑う。

「仲間なんだね」

そんなことを微塵も思っていなかったけど。

その言葉は甘えだと思った。
その言葉は慰めだと思った。
その言葉は使えないと感じた。

なのに私は先を考えず甘える。

「はは、意味わかんないよ、帰ろうか」

私は彼の声に立ち上がると彼の背中を追おうとした。