どうしよう、どうしよう、どうしよう!?

「とりあえず、この場から離れよう・・・」


今の私にはこの場は似合わない、
居てはいけない、そんな気がした。


校門を出ると、そこには大きな黒い車が止まっていた。


さっきの所にすごいお金持ちの子がいたのかな・・・?

そんなことを思っていると、後部座席のドアが開き、
中から出てきたのは女の子ではなく男だった。


出てきた男は私と同じ年ごろで、
世間一般で言うところのイケメンというヤツだろう。


男子ということは、この高校の受験生ではないか・・・
彼女が受験してるとか?まぁ、どうでもいいけど