先生と17歳のあいだ





そして、あっという間に昼休みになった。


私の教室まで迎えにいくと先輩は言ってくれたけれど、どう考えても目立ってしまうので、食堂へと続く外通路で待ち合わせをした。



「……す、すごい人ですね」


通路にはたくさんの人たちが行き来していた。ほとんどの生徒がお目当てのメニューがあるようで、だらだらと歩いている人はいない。



「日替わりランチは毎日争奪戦だからね。俺もまともに買えるようになったのは、上級生になってからだよ」


先輩の言うとおり、人混みには一年生の姿があったけれど、二年生や三年生の気迫に押されて、なかなか食堂の中には入れずにいた。



「気が変わったなら日替わりランチの争奪戦に参加してみる?」


「……遠慮しておきます」

そう素直に答えると、先輩はクスリと笑っていた。



食堂前の購買に着くと、ひとりのおばあちゃんが三つのケースを並べてパンを売っていた。先輩の話だと学校の近くでパン屋をしている人らしい。


慣れている人は一気にパンを何個も取っていくので、人は少ないけれど人気のパンはすぐになくなってしまいそうだ。