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……ガラガラ。
昼休みになり、私は数学準備室のドアを開ける。部屋の中にはすでに先生がいて柔らかい表情で迎えてくれた。
「俺、このために午前の授業頑張ったから」
机にはすでに私が渡したお弁当が置かれていた。
そんなに大層なものではないんだけど……と思いつつも、先生は私のぶんの椅子を用意してくれて、どうやら机に並んで食べようということらしい。
「片付けたんですか?」
今朝見た時には散らかっていた机の上が綺麗になっていた。
「ううん。上に積んだだけ。弁当、開けてもいい?」
「……どうぞ」
先生は待ちきれない様子で、お弁当をゆっくりと開けた。
中身はハンバーグや肉巻きやコロッケやウインナー。彩りは一応気にして詰めているけれど、今日は茶色いものが多いかもしれない。
「旨そう!的井っていつも自分の弁当作ってんの?」
「そうですよ」
「へえ、すげえ」
別にすごくはないけれど、先生はお弁当を恥ずかしいくらい褒めてくれた。
そのあとパクパクと先生は嬉しそうに食べてくれて、私が半分も食べ終わらない内にぺろりと完食。
本当に犬が舐めたんじゃないかってぐらい綺麗に食べてくれて、ちょっと感動してる。



