「書記は二年生にお願いしたいって思ってたし、どうかな?」
ど、どうって言われても……。
委員会を辞めたいと思ってる私が絶対にうまくできるはずがない。まさかさっきのことで落ち込んでいる私に励ます意味も込めて言ってくれてるのだろうか。
それならちゃんと言わなきゃいけない。
「わ、私はそういうの向いてないです……」
精一杯の声を出した。
「そうかな?実は的井さんぐらいなんだよ。いつも筆記具を持ってきてて俺の話をメモしようとしてくれてるのは」
和谷先輩が柔らかい顔で笑った。
「俺かなりそれが嬉しくてさ。だから書記は的井さんにやってほしいって思ったんだけどダメ?」
「……ダ、ダメというか……」
「お願い、的井さん」
これは私の苦手なパターン。
断りたいのに、断る勇気もない。
「……はい」
私は雰囲気に飲まれて小さく返事をしてしまった。



