先生と17歳のあいだ





そのあと私たちは駅前のファーストフード店に向かった。無料Wi-Fiが繋がっている店内はたくさんの学生たちで賑わっていた。



「的井さんはなに食べる?」

「うーん」



ファーストフード店なんて何年振りだろう。ひとりじゃなかなか入る勇気がなかったから利用することもなかった。



「城田さんのオススメはある?」


「私はチーズバーガーかな。ポテトセットにして飲み物はいつもアイスティーにしてる」


「じゃあ、私も同じやつしようかな」


「分かった。私がまとめて注文するね!」



城田さんが頼んでくれている間に私は席を取っておくことになり、ちょうど片付けをしていた人たちを待って私は窓際の席に腰を下ろした。



……こういう空間って本当に久しぶりだ。

別に身構える必要もないのに、こんなにもソワソワとしているのは店内で私だけかもしれない。


暫くして城田さんがトレイを持って戻ってきた。自分のぶんのお金を渡して、早速私たちはハンバーガーを食べはじめる。



「……な、なんか対面で食べると緊張するね」


「はは、そんなに畏(かしこ)まって食べなくても大丈夫だよ。私も食べ方綺麗なほうじゃないしさ」



城田さんの気さくさに安心して、私はようやくハンバーガーやポテトの味を楽しめるぐらいリラックスできるようになってきた。