先生と17歳のあいだ





自宅から学校までは徒歩で20分ほど。自転車通学も許可されているけれど、私は歩くのが好きだから徒歩で毎朝通っている。


学校に着いてカバンを教室に置き、再び私は外に出る。


今日は風紀委員の挨拶運動の日。誰もやりたがらない委員会をクラスメイトたちに押し付けられた結果である。


委員会の仕事はけっこう面倒くさい。


こうして定期的に校門に立って挨拶運動をしなくちゃいけないし、同時に服装点検や注意も行うらしい。そして毎週金曜日の放課後に反省と改善点を話し合い、意見をまとめた紙を風紀委員会の先生に提出する。



「みなさん、おはようございます!!」


上級生の人たちが元気に挨拶を投げ掛けている中で、私はこの場に立っているだけ。



正直、人と関われない私は一番風紀委員に向いていない気がする。


喋る声だって小さいのに大きな声で挨拶なんてできるわけがない。私はなんとか挨拶運動をしてるふりだけをして、隣の人の影に隠れていた。