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そして体育祭当日。天気にも恵まれて清々しいほどの青空だった。
開会式は8時30分から行われて、各色代表のエール交換が終わったあとに1番目の競技が始まる。
朝のホームルームが終了したあと、各自でグラウンドに椅子を運ぶ決まりなので、ジャージ姿のクラスメイトたちが一斉に荷物と一緒に廊下へと出ていく。
そんな人波の中で、城田さんが声をかけてくれた。
「おはよう。二年一組の場所はグラウンドの西側だって」
あれから城田さんとは何度もリレーの練習を重ねた。
ふたりで運動公園にも行ったし、休み時間にはタイムを計ったりもした。
城田さんは頭の振りが改善されて、なんと100メートルを18秒で走れるようになっていた。25秒だった頃からは考えられないことだ。
「城田さん、頑張ろうね」
私がこんな言葉を言えるようになったことも、かなりの進歩だと思う。
「うん。頑張ろう」
城田さんはニコリと笑ってくれて、一緒に椅子をグラウンドまで運んだ。



