「ああ、たしかにそうだよな。奏多だけならきついかと思ってたけど俺の出番無しだったわ」 「暗くなる前に帰ろう。澪、送っていくから、爽は美月を」 「そうだね、美月、爽君、気をつけてね」 「うん、澪と奏多もね」 私は奏多の隣を歩く。 ちょっと驚いてたけど、美月と爽君、元々妖が見えるせいか、奏多から話しを聞いてたからか私を怖がらないでいてくれた。