目を開くとその瞳は金色に輝く。 「爽と言ったな。お前はその女から目を離すな。何が狙いか分からない」 「うお、初めて見たけどすげえな。了解!美月は俺から離れるなよ」 「うん…」 「…来るぞ。」 小さな虫のような物が徐々に集まり、大きな塊になる。群れを作り、体を大きく見せているようだ。 その姿を見て、奏多も結界を作ろうと構える。