爽君も、私が美月と近づけば、美月に危険が及ぶかもしれないのにこうして一緒にいてくれる。

「2人とも、ありがとう。奏多も」

「そろそろ帰ろう、暗くなる」

奏多の声にそうだね、と返事をして帰る準備をする。

美月と爽君は途中まで帰り道が一緒みたいで4人で歩いていた。