奏多の事だろう。 「そうか。私もまだこちらでの仕事が残っている。しばらくはこちらの世界にいるが」 「私も残ろう。この者達がどこまで強くなるのか興味が湧いた」 「分かった。私は奏多を戻す。お前には澪を頼むよ」 「いいだろう」 春と桜は久しぶりの再会を終え、私の手が奏多の胸に当てられる。