ピピピッピピピッ 部屋に響くアラームの音を止めて、私は目を開ける。 窓から入ってくる太陽の光。白い天井。 「…見える。」 良かった、夢じゃない。今日もちゃんと目が見えてる。 私は布団から出て着替えをすると台所へ向かう。 「おはよう、お母さん」