『その決意、認めよう。だがお前は陰陽師の血を引くもの。その力が弱ければ、私に飲み込まれるぞ』 「お前は誰だ」 『我が名は春の番、桜。七尾の妖狐である。お前に覚悟があるのなら、私はお前と契約する。条件は澪と春を救う事』 「…分かった」 『良いのだな。私に勝る力がお前に無かった時、私はお前の身体を頂き、お前の自我は無くなるだろう』