「神の器が、まさかこんなに秘めた力を持っているとは。あの力は利用する他ありません。」 首に突きつけられたナイフが一瞬緩むと暦と向き合うように態勢を変えられた次の瞬間。 暦の唇が澪と重なった。 私は直ぐに抵抗して暦から離れたが、身体がおかしい。 「お前…」 奏多の怒っているような声が聞こえたが、それを気にする余裕がない。