「爽の声だ。」 「行くぞ!」 美月と妖から逃げた爽の声。爽も妖退治が出来る。もし万が一、爽の所に妖が現れてもそう簡単にはやられないはず。 「爽!美月!」 声がした方へ急ぐと、爽は膝をつき、脇腹を抑えていた。頬には刃物で切られたような傷。 美月は木の上で何者かに抱えられている。