シタイカクシ

鳥のさえずりで目が覚めカーテンを開けると雲と空のバランスのいい青空が広がる。太陽も明るく綺麗だ。


「ふぁ〜。今日の空綺麗だな」
美沙は一人で呟き洗面台に向かう。眠い目を覚ますかの様に冷たい水で顔を洗う。



また部屋に戻りワイシャツを羽織り袖を手を通す。スカートを履きホックを閉める。


美味しい匂いのする茶の間に向かう。

「美沙おはよう」

「おはよう」

美沙の母はお盆を片手に持ち味噌汁の入った汁椀をテーブルに置く。

「美沙おはよう」
欠伸をしながら茶の間に座り、テレビを見ている美沙の父。

「はよ」
母の時とは違い軽く挨拶をし座り、白米の入った茶碗を持つ。