シタイカクシ

美沙は無駄なことはしたくないし、しつこい母に冷たく返した。

「画材が必要ならお母さん買ったあげるわよ?やるだけやってみたら?」

「画材代くれるなら描こうかな」
美沙のお金だけだとお金が足りないが母の金で買うのなら美沙にとってはいい条件だ。

「よし。じゃあ今度の休みに街まで画材買いに行こうか」

母がガッツポーズをする。

美沙はなんで、母がガッツポーズしたのか疑問に思ったが聞かないでおくことにした。