冬の華


「ふ、」

「大翔?」

「フフフッフハハハハハハ」

なぜ?笑うとこじゃないよ

「ハハハ、追っかけてくんの?お前」

「うん?」

「そこ、疑問形?」

「だって笑ってるから」

「ああ、ごめん」

立ち上がって、わたしをじっと見る彼

負けじと睨み上げる、可愛くないわたし

目を逸らしたら、覚悟が伝わらない

そんな気がして

瞬きもガマン!




……してたのに、


ふいに

目の前が真っ暗になった