栄司「おはよう。黎明、煌明」

煌明「おはよう。栄司、美月」

美月「おはよう」

《……おはよ》

僕は、親しい人達以外とは無口、と言うか筆談。だから声を聞いたことのある人は家族以外じゃほとんどいない。

栄司「黎明は、相変わらずだね」

煌明「俺とはクラス離れてるから気を付けろよ?」

コク

《分かってる》

煌明「じゃあ、新学期そうそう遅刻できないし早く行こう」

栄司・美月「うん」

コク

今日は、特別なことなんてなにもしてなかった。ただ、普通にいつも通りの時間に学校に向かっていたその時、僕たちの足元が光った。