この感情が『よくある恋愛』のような
壊れやすい偶然の魔法みたいな、
そんなちゃちな幻じゃないって信じたい。
何かもっと違う別の素敵なものだって信じたい。
そんな風に信じてたのに…
今年最後のカウントダウンの直前、
鈴木が突然言ってきた。
「あのさ、今、俺が好きって言ったらどうする?」
そんなこといきなり言われてもさ
なんて言っていいかわかんないじゃん。
私だって、
この感情が何なのかなんて分かんないんだもん。
そんなの…
魔法でも使わない限り、分かんないよ。
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