「それにしても彼女の想いは、子供の頃からのものですよ。なかなか重そうですが」
「そんなこともないよ。彼女は『彼女と別れさせて』とか『元カノとの縁を全て切ってほしい』とは願っていない。純粋に相手が好きなんだ。幼なじみとしてじゃなくて女の子として彼と誕生日を一緒に過ごしたい。女の子として見てもらったあとは努力する気さ。クリアな恋は大きくとも重くはない」
逆に会ったばかりでも真っ黒な恋は重い。
「では。面白いものとは?」
「もちろん。あの子が不幸になる未来さ」
「本当に捻くれていますね」
「ありがとう」
「褒めていませんよ」
青葉は、なにもわかっていない。
「焦る必要なんてないのになあ」


