青葉の瞳が潤んでいく。 「こんな風に誰かを想ったの、初めてなの。だからちゃんと答えを聞かせて欲しい。迷惑なら諦める。あなたの秘密は言わない。だから、思い出にすることは許してよ」 君は強いのか弱いのかわかんないねえ。 「僕が怖くないんだ?」 「あなたを忘れる方が怖いよ」 「恥ずかしいこと言うね」 「言わなきゃ伝わらないもん」 「君を食い殺すかもよ」 「……それでもいいって言ったら?」