鳥居をくぐり、境内に上がるまでは……

両脇に沢山のお店が並んでてびっくり!!

もっとこじんまりした神社を想像していたから。

道理で、ネットで話題になるお守りを売っているはずだぁ。

有名な神社だったんだね。

「おぉ、悠人。
今年も帰って来てたんだ。」

「あれっ?もしかして、彼女??」

沢山の男の人に囲まれて、思わず先生の後ろに隠れたら

「ウワァ、可愛い!!」

「お前、こんないたいけな少女に手を出したらまずいだろう。」

「ちっちゃいなぁ~」

口々に唯を評価してる。

「おいっ、怯えてるだろう。
ごめんね、唯ちゃん。
口が悪くて怖そうだけど、こんなでも俺の友達なんだ。」

「こんなって……。」

「そうだろう。
伊藤唯ちゃん、二十歳。
もうすぐ21。
同じ職場の後輩で、彼女。
再来年の春に結婚を考えてて、一応俺の婚約者。
だから…………可愛いのは認めるけど、大騒ぎして怖がらせるな!」

「「「プッ!!!」」」

一斉に吹き出すお友達。

「悠人が………ノロケてる……………。」

「婚約者って………ウソだろう。」

「新年早々、笑ったぁ~」

ヒィヒィ、大笑いしてる。

お家でも、そうだけど………

先生って……

唯の持つイメージと周りの人が見るイメージって違うのかな?