あなたの名前は忘れたけれど。

俺は思わず涙ぐむ。


ほんと、親って損だよな。


つくづく思い知らされるよ。


朝陽。


朝陽。


朝陽……


「俺は朝陽が、カッコよく生きるのを見たかったなぁ…」


届かぬ願い。

叶わない夢。

見えない未来。


昇ることのなかった、朝日。


ゆっくりおやすみ。

疲れただろ?

そっちでは、金なんて必要無いだろうから。


お前がまた、望んでくれるなら。

いつかまた、昇ってくれるなら。


いつまでも待ってるから。


「おやすみ、朝陽…」