瑠生ちゃんは私の手を─────

ギュッと握って………


「……瑠生ちゃん?」

瑠生ちゃんは心配そうに私を見つめてくる。


「もう、危ないことしちゃだめだよ!」


「………っ、うん」

私は泣きながら頷く


「……僕がもっと大きければ……りあちゃんを守ってあげられたのに……」


「……瑠生ちゃん……」


そして─────
瑠生ちゃんは突然立ち上がって


「りあちゃんっ、待っててね……僕、もっと大きくなってりあちゃんを守るから!」

そう…………
私に言ってくれた。