突然の出来事に、驚きを隠せずにいると……… 奏多くんは少し甘えるような口調で 「雪乃さん…… さっき言ったこともう一度、言って欲しいです。 俺は───── 雪乃さんが今でもずっと好きです! ………雪乃さんは、俺のこと───」 私は、奏多くんの声を遮って 「………っ、好き。 奏多くんが ─────大好き!!………っ」 ─────チュっ、 と、また、唇が触れる。 奏多くんは嬉しそうに、 「嘘……じゃないんですよね?」