奏多くんの横にはチームメイトの人達と姿と……… 水無瀬さんの姿がある。 「………っ、」 2人だけでいるわけじゃないって分かっているのに……… 私の中で、ズキっと痛むような感情に襲われる。 私は居てもたってもいられなくなって──── 「…………っ、奏多くん! ────奏多くんっ!」 奏多くんに聞こえるように……… 人目も気にせず、大きな声で奏多くんの名前を呼んだ。 ─────お願い 振り返って……