「う、うん、お姉さんではなくて……」 「そうだったんですか…… じゃぁ……もしかして───」 奏多くんのお姉さんでもないし、友達?でもないような…… よく考えたら…… 私って奏多くんにとって何なんだろう 「………彼女ですか?」 ──────はっ! 「か、彼女なんかじゃないよ!!」 何で、慌てて否定してるの? 普通に彼女でも姉でもないってハッキリ言えばいいのに…… 私がそう答えると、水無瀬さんはパーッと顔が明るくなった と思ったら………