───────── 場所を移動してから2人でベンチに座る。 女の子は意を決した様子で 「私、サッカー部のマネージャーやってる水無瀬(みなせ)と言います。 さっきは、失礼な態度を取ってほんとにごめんなさい!」 ベンチから立って深々と頭を下げてくれる。 「ううん、大丈夫だよ 気にしないで!」 「でも……… 奏多のお姉さんだって知らずに私……」 「えっ?……お姉さん?!」 「えっ、違うんですか?!」 水無瀬さんは目をパチクリさせて、驚いている。