「あっ、美味しい……」 雪乃はニコッと微笑んで 「でしょ?泣いてばかりいないで、ほら早く食べよ?」 「……うん」 「ねっ、りあのも一口貰ってもいい?」 そう言って、すかさず雪乃は私のケーキを一口すくって、口に入れる。 「んーー!美味しい!!!りあのやつもいいね。甘さ控えめな感じで」 私も自分のケーキを一口すくって口に入れる。 口いっぱいに…… フルーツの香りが広がって そして…… 後から甘さ控えめな生クリームが追ってくる