─────時刻は10時45分


いつも待ち合わせ時間の15分前には着けるようにしているんだけども………


待ち合わせ場所にはすでに奏多くんの姿があって……


私の周りには元彼もりあも含めて、時間にルーズな人が多いせいか、

いつも待ち合わせ場所に誰かを待たせてしまうってことがなくて、


少し小走りで奏多くんの方に向かう


奏多くんは私に気づくなり、笑顔で大きく手を振って


「雪乃さーん!!」


──────っ!

爽やかすぎる

朝から爽やかだ……


私の胸のトキメキよ、静まれ静まれ……