「はっ、はっ……」


あの後、瑠生に引っ張られながら……
やっとのことで、雪乃たちと合流をした。


私の体力は限界が来ているのにもかかわらず……………

瑠生に至っては、息切れすらしていない。


「りあさん大丈夫すか?すごく、息切れてますけど」

奏多くんが心配そうに私に声をかけてくれる。

「う、うん、大丈夫……」


本当は、大丈夫じゃないんだけど……
新年早々、ダッシュとか普通しないよね


「んもうー、りあったら……運動不足なんじゃない?笑」

雪乃は心配するどころか、私の運動不足を指摘してくる。

奏多くんとは大違いだ……


──────雪乃の鬼ー!!