「ウソウソ、りあのペースでいいよ!」 瑠生くんは、そう言ってくれてるけど………… 私だけ、いつも緊張してるし…… 少しでも……… 年上らしく見られるように 「これからは、くん呼びしない!……瑠生って……呼ぶから」 ──────ギュッと 瑠生に強く抱き締められる。 「……る、瑠生?」 私が顔を見ようとするけど……… 「だめ!今は、見ないで……」 「えっ………どうし……」 ほんのり───── 瑠生の耳が赤くなっている。 もしかして────── 照れてる?