瑠生くんは、特に何も言わずにリビングに戻っていく。 何だか、悪いことしちゃったよね でも───── 心配してくれるのは、嬉しいんだけど…… 違う意味で、心臓がドキドキしっぱなしでどうになっちゃいそうだよ 私………… これなら先、大丈夫かな ───────── ────── 「瑠生くん、お風呂ありがとうー」 「いえいえー、よしっ!じゃぁ、寝よっか!!僕の部屋行こー」 「えっ……ちょ!」 私の言葉を待つことなく────── 私の手を取って瑠生くんは部屋に向かう。