─────ゴクンッ!

絶対、美味しいよね……


瑠生くんが作ってくれる手作りケーキのことで…………
頭がいっぱいになってしまう。


待ちきれなくて……
私は、瑠生くんがいるキッチンに向かう。


瑠生くんは、いつになく真剣な表情をして作業をしていて………

私が、キッチンに来たことにも気づいてないみたい

─────すごい、集中力


そんな瑠生くんの姿を見ていたら、何だか邪魔するのは悪い気がして………


私はそっと………リビングに戻った。