校庭から空を見上げると、真っ青な空に雲が気持ちよさそうに浮かんでいた。 拓也もう来てるかな? ドキドキしながら教室のドアに手をかける。 “ガラッ” あっ!拓也いる! どうしよ!どんな顔すれば良いの~!? 一歩一歩、拓也の方へ近ずいて行く。 あたしの存在に気ずいた拓也が、机から視線を上げた。 「夏姫おはよう。」 拓也は……いつもと“全然”変わらない様子で、顔をクシャッとして笑いながら言った。 「あ…おはよう…。」 …あれ?…