チュッ 何が私の唇にふれた。 それが健人くんの唇だと分かって、すぐ起きた。 「健人くん!!」 「おはよっ(笑)」 優しい健人くんの笑顔。 その笑顔にドキッとして…。 「なっ、キ、キ、キスするなんて…」 「ごめん。ごめん」 「…ん、やっぱいい」 「どしたの?」 「もう、帰らなきゃ」 「送ったやる」 この状況に耐えられなくて、逃げようと嘘をついたのに、健人くんは、外に出る準備をしていた。