冷たい彼の溺愛は、2人きりのときに。





それに、今の言葉の意味は何?
まるで、私には興味があるような言い方。



それほどに私をからかいたいのか。



「私を落としたいのかもしれないけど、私あんたのこと大嫌いだから。


正直言ってあんたと同じ高校になるってわかってたらここなんて選んでない」



だから私は、はっきりと楠木を拒否する。



だけど楠木からの返事がなく、その代わりにガタッと音が鳴った。



楠木が立ち上がったのだ。



思わず一歩後ろに下がる。
嫌な予感しかしない。



楠木を、怒らせた?



でも今の言葉で楠木を怒らせるようなことは言っていない。



嫌味っぽく言ったことに対して腹を立てたの?



そう考えていると、楠木が私に近づいてきた。