「恵美が辛い思いをしてて、本当は俺が支えないといけないのに…ずっと後悔してる。
こんなのただの自己満足だって思うかもしれないけど、あの日の選択は間違ってたって」
今度は頬に斗真の手が添えられる。
そうだ。
斗真はどこまでも優しい人だった。
いつだって私のそばにいてくれて、支えてくれて。
感謝してもしきれない。
「ごめん、恵美。
ずっと謝りたかった。
もう遅いってわかってる。
でも、せめて謝らせてほしいんだ」
ねぇ、そんな顔しないで。
思い詰めないで。
どうか、斗真には前みたいに笑っててほしい。
誰よりも優しく温かい笑顔で、斗真らしくいてほしいの。
「私こそ、ごめんね…斗真のこと、何もわかってなくて…ずっと苦しめてた…」
「恵美が謝る必要なんてない。
誰よりも恵美は頑張ってて、一生懸命でひたむきで、それなのに俺は…そんな恵美が怪我をして悲しんでる時に何もしてやれなかった」
どうか、自分を責めないでほしいと。
心からそう思った。



