ーーー少しの間一人のため、暇だなと思い、もう先に空き教室に行こうと思った。
「あっ、恵美ちゃん!」
その途中にたまたま友達と回っている陽菜と会い、話し込んでいたらスマホが鳴った。
見ると斗真からのメッセージで、慌てて陽菜に別れを告げて歩き出す。
『今着いたよ』っていう、斗真らしい簡単な内容のメッセージを確認し、返信しようと思い文字を打とうとしたら…。
「おい、ここ男女逆転メイド喫茶があるらしいぜ!」
「まじかよ、行こうぜ!」
「ちょっと、みんなそういうの趣味なの!?」
近くで大きな声が聞こえ、そちらに視線を向ける。
それはジャージを着た男子集団で、部活帰りなのだろう。
でも、なんだろう…このジャージに見覚えが…。
「……あれ、あなた…」
すると、その時。
男子集団の中に紛れていた一人の可愛らしい女の子と目が合った。



